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2005年10月12日

Gmailに全てのメールを転送

Gmailを使ってメール環境をより快適にすることを目指します。

現在のメール環境は自宅サーバを使って、courier-imap+fetchmail+procmail+SpamAssassinといった組合せで構築しています。具体的には、

1. 独自ドメインを含む全アカウントのメールをぷららのアカウントに転送
2. fetchmailでぷららのPOP3サーバからメールを取得し、procmailに渡す
3. procmailからSpamAssassinに渡してspam判定
4. procmailでメールボックス(Maildir)に配送

といった感じで自宅サーバにメールの取り込みを行っており、メールボックスの管理をIMAP4(courier-imap)で行っています。

こうして管理しているメールをGmailでも扱えるようにする一番簡単な方法は、procmalによるメールの振り分け時にGmailアカウントへメールを転送してしまうことです。Gmailアカウントへ転送するためのprocmailのレシピはこんな感じでいけるはず。

:0 c :
! hoge@gmail.com

ただ、これだと自宅サーバに何かトラブルが発生した場合、Gmailへの転送は行われなくなりますし、最悪取得したメールが失われてしまうという危険性があります。障害発生時にも必ずメールが扱えるような信頼性の高い環境を構築するためには、自宅サーバとGmailの2つが独立して運用され、それによって二重化されているシステムが望ましいです。と、何だかんだ偉そうなことを書いていますが、結局の所自宅サーバからGmailアカウントにメールを転送するのではなく、その前段階であるぷららに全アカウントのメールが集まったところでGmailに転送することにしました。これで、自宅サーバとGmail、どちらがトラブっても大丈夫です。上流のぷららに何かあった場合はどうしようもありませんが、そこはぷららを信頼するしかありません。一つだけ気になるのはこういった形だと、自宅サーバで鍛え上げたSpamAssassinによるspamフィルタをGmailでは利用できなくなることです。Gmailのspamフィルタは優秀だという評判なので大丈夫だとは思いますが。

そんなわけでぷららからGmailに転送することに決めたわけですが、困ったことに私の契約しているぷららライトプランでは無料のメールフォワードサービスを利用することができません。無料のプランとはいえ、メールの転送ぐらいさせてくれてもいいと思うんですけどね〜。仕方なく、有料のメールフォワードHyper(月額210円)を利用することにしました。こちらは料金を取るだけあって高機能で、メール転送に色々な条件を設定することができます。

とりあえずメールのループを防ぐために、root、postmaster、mailer-daemonから届いたメールについてはGmailに転送しないよう設定しました(実際に転送されたメールを見るとDelivered-Toヘッダが付いていたのでこっちを利用した方がよかったかな)。設定後、Gmailへの転送はうまくいっているようなので、このまましばらく様子を見てみたいと思います。

20051012_1.png
こんな感じでspamのフィルタリングもうまくいっているようです。

投稿者 sai : 2005年10月12日 00:28

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